コラム

テンプレートを使わない理由・思うほど安くない格安ホームページ制作

ホームページ制作(Web制作)でテンプレート(雛形)を使うということはどういうことなのか、どんなデメリットがあるか、ご存知ですか?ホームページ制作をご検討の方はぜひご一読ください。

ホームページを自作できるサービスやWerdPress、格安のホームページ業者など「テンプレート」と呼ばれる、雛型にテキストや写真を流し込むだけでホームページができあがるという定型的な作り方がありますが、それを利用することで生じる問題やリスクをまとめてみました。

01. テンプレートを使うメリット

テンプレートでのホームページ制作にはどのようなメリットがあるでしょうか。以下にピックアップしてみます。

  • スピーディーにホームページを開設できる
  • 初期費用が安い、あるいは無料

わかりやすいですね。ざっとメリットと言えそうなものはこのあたりだと思います。既にある型から好みのものを選んでどんどん流し込んでいくだけですので、スピード感ではオーダーメイド制作は敵いません。

02. テンプレートを使うことのデメリット

では、デメリットはどんなことが考えられるでしょうか。順に見ていきたいと思います。

  • 使い回しなので他社と同じようなデザインになる
  • デザインのクオリティが低いこともしばしば
  • 仮に見た目がよくてもSEO対策ができていないことも
  • できることが枠組みの範囲内に限られる

使い回しなので他社と同じようなデザインになる

テンプレートを使う以上、他社や他店など、どこかのホームページと似たようなデザインや雰囲気になることは避けられません。本来は他社や他店との差別化を図ることが大切ですが、それを実現するのはほとんど不可能です。もし実現できたとしても、テンプレートからかなり変更することになり、結局は初期費用が安くつくというメリットが失われます。

デザインのクオリティが低いこともしばしば

質の高いテンプレートもなくはないですが、多くの場合、それは有料テンプレートの場合です。無料で選べるものは総じてクオリティが低く、中には「これはいつの時代のデザイン?」「どのテンプレートもほとんど同じデザインに見える…」と言いたくなるようなものも。ユーザーに良い印象を与えられないばかりか、ともすると悪い印象を与えかねません

仮に見た目がよくてもSEO対策ができていないことも

中には見た目の完成度が高いテンプレートもないことはありません。しかしながら、汎用性を高めることを重視した結果、SEOのことが考慮されていないこともよくあります。ホームページはアクセスがあってはじめて活きてくるものですので、検索結果に表示されなくては制作する意味さえ曖昧になってしまいます。

できることが枠組みの範囲内に限られる

ホームページを制作するとなると、様々な“やりたいこと”が出てくるものです。しかしながら、テンプレートは既成の「型」にあてはめて作るわけですから、その枠組みの中でできることに限定されてしまいます。機能や表現の制約により、最終的に「やりたい形にできなかった」、ということにもなりかねません

03. なぜ格安ホームページ制作会社が成り立つのか

さて、格安のホームページ制作会社はなぜ人件費さえ出ないような価格でホームページを作ってくれるのでしょうか。
いくらありもののテンプレートに流し込むだけだとしても、初期費用3万円や5万円ではどう見積っても赤字です。中には0円を謳っているところもあります。それでは制作費はおろか、広告宣伝費や営業経費さえ回収できません。そのカラクリは、月額いくら、という形の「保守契約」です。例えば、以下のような具合です。

初期費用7万円 + 保守費月額1万円(年契約)

つまり、はじめの1年間で 70,000円 +(10,000円 × 12ヵ月)=190,000円 の費用が発生するということです。確かに高くはないですが、ホームページで謳われている内容からイメージするほど安くはないと感じられるのではないでしょうか。サービスによっては2年、3年という縛りがある場合もありますので要注意です。

本当は安くない?

グラフにして比較してみると、どういうことかがよくわかります。以下のグラフは、初期費用の安い格安ホームページ制作サービス2社と、当事務所(シンカーデザイン)の費用比較をしたものです。

共通:
ページ数5ページ・スマホ対応、改修等は別途費用、価格は税別
A社:
制作費用0円、月額2万円、契約期間最低3年(途中解約は要解約手数料)
B社:
制作費用7万円、月額1万円(一括年払)、1年契約(途中解約払い戻しなし)

どのようなデザインや仕様を想定するかにもよるとは思いますが、A社・B社ともに1〜2年を過ぎた辺りで通常の方法でのホームページ制作(当事務所)とコストが逆転します
大手企業のように潤沢な広告宣伝費を確保できる場合は別ですが、ほとんどの場合3〜5年程度はリニューアルなしに運用するのが現実だと思いますので、そう考えた場合に何を選択するかは明白といえるのではないでしょうか。

また、月々の支払いの内訳としてはサーバ代とサイトの修正費込み、などとなっていることが多いようですが、そもそもレンタルサーバは直接借りれば月額1,000円前後で必要十分なスペックのものが使えます。
修正については、但し書きをよく読むと「レイアウト変更は含まない」など、実質のところは文字修正くらいしかできないこともよくありますので、見落とすと痛い目にあうかもしれませんので気をつけましょう。

乗り換えたくなったら?

独自の管理システム(CMS)を使用していたり、先に述べた保守契約により、別の制作会社に乗り換えることができなかったり難しくなったりといった可能性が高くなります。また、安いだけあっていい加減なコーディング(HTML)がされていることも多々ありますので、それも乗換えの際やちょっとしたリニューアルを行ないたい場合などにはネックになってきます。

04. まとめ

テンプレートを使った格安ホームページ制作会社の費用感、メリット・デメリットをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
一見安そうに見えますが、現実は「思うほど安くない」ということがおわかりいただけたのではないでしょうか。他社で3年契約したにもかかわらず、気の毒なほど低品質なホームページしか納品されなかったため、ご相談いただくこともあります。
本来、ホームページ制作を含めた広告宣伝費とは「投資」だと思います。初期投資が高い、とためらわれるかもしれませんが、競合他社との差別化や集客、イメージアップなどホームページの可能性や効果をお求めの方は、品質を重視している制作会社でオーダーメイドされることを強くおすすめします。

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