SCROLL

コラム
Volume
10

シンカーデザインのSEO対策について

ホームページ制作(サイトの構築)にあたり、シンカーデザインが行なっているSEO対策(Search Engine Optimization=検索エンジン最適化)とは。無料で実施しているものの中から、主なものをご紹介します。

シンカーデザインでは、ホームページ制作をご依頼いただいた際、SEO対策のうち基本的な施策は無料で実施しています。Googleの方針など様々な観点からSEOを行ないますが、内容を網羅しても難しくなってしまいますので、いくつかピックアップしてご紹介します。

ここでご紹介する内容は、「SEO対策をしてほしい」、「検索結果での表示順位を上げたい」といったご依頼に対して行なうものを説明したものではありません。

国際標準に則ったHTMLコード

ホームページは、HTMLという国際標準のマークアップ言語(コード)で構成されています。適切なコードを書いておくと、Googleなどの検索エンジンがページの構造やコンテンツをうまく識別して索引(インデックス)してくれる、という仕組みになっています。

しかしながら、ある程度適当なコードだとしても、人間が見る分にはそれらしい見た目にできてしまいます。一見、「きちんと表示できている」と思えるものであっても、いい加減なコードでは検索エンジンがきちんと認識することはできません。

シンカーデザインでは、国際標準に則ったコードで適切な意味づけをすることで、検索エンジンが正確にコンテンツを識別できるようにコードを記述しています。

ユーザー体験をよりよくする

例えば、ページの読み込みが遅くて待てなかったり、ページが表示された後にガクッとレイアウトが変わって意図しない場所をタップ(クリック)してイライラした経験はないでしょうか。

このような、ユーザー体験(User Experience:UX)を低下させてしまう原因をできるだけ排除し、より快適にWebサイトを閲覧していただけるように、ユーザー体験に配慮した制作を行なっています。

Googleはこれまでもユーザー体験を重視してきましたが、近年はますます重視するようになっています。2021年中旬以降は、ランキング要因としてユーザー体験の指標である「Core Web Vitals」が導入されています。Googleの検索ランキング要因が変更されても慌てないでいるためには、ユーザーのことを意識した制作を行なうことが肝要です。

検索キーワードを考慮したリライト

適切なコードを書くことは原則ですが、それだけでは上位表示を目指すことはできません。
ページタイトルや見出しなど、人間がページのコンテンツを把握する上で重要な要素は、Googleにとっても重要な意味を持っています。しかし、お客さまからご支給いただく文章は、必ずしもホームページに向いたものではありません。例え既存の会社案内パンフレットなどの原稿が既にあった場合でも、WebにはWebのライティングが必要になります。

ご支給いただいた原稿は、まずホームページに向いたものに再構成します。その上で、検索キーワードを考慮して見出しを調整あるいは追加したり、本文にキーワードが足りない場合は追加するなど、簡単なリライトは費用内で行なっています。

構造化データ

検索エンジンがより正確に内容を理解できるようにするための決まりごとのひとつに、「構造化データ(Schema.org)」というものがあります。うまく活用できれば、他の検索結果よりもリッチに目立たせることができますので、一定の集客効果が見込まれます。

ただ、“決まりごと”としては種類も多く、ホームページの規模が大きくなれば効果も期待できますが、対応しはじめると相当な時間が必要な奥が深いものでもあります。費用内では、パンくずリストに対応しています。(サイトの規模が小さい場合は実装しないことがありますのでご了承ください)

Googleアナリティクス

Google Analytics(アナリティクス)とは、サイトの訪問者数や利用デバイス(PC・スマホ・タブレット等)、流入元(どこからアクセスされたか)、直帰率、離脱率など、さまざまなデータを収集・計測してくれるアクセス解析のサービスです。

サイト公開後に訪問者の傾向や行動を知り、サイトの問題点を洗い出し、改善を繰り返すことで、SEO対策やユーザーの満足度の向上を目指すことが可能になります。

Google Analyticsを利用するには登録・設定・サイトへのコードの埋込みが必要になりますが、それらの作業は御見積に含まれています。

サーチコンソール

Google Search Console(サーチコンソール)とは、Google検索結果におけるサイトのパフォーマンスを管理・改善するための無料のサービスです。

Google検索結果への掲載順位や表示回数(インプレッション数)、クリック数などが確認できるほか、サイトがGoogleにどのように認識されているのかを把握することができます。それらの情報を分析することにより、サイトの最適化や改善を行ない、検索結果へのより上位表示を目指すことが可能になります。

Search Consoleを利用するには登録・設定が必要になりますが、それらの作業は御見積に含まれています。

常時SSL対応

常時SSLとは、https:// ではじまるURL(アドレス)のことをいいます。サイト全体を、ブラウザからアクセスする情報すべてを暗号化通信することで安全性や信頼性を高めます。

少し前まではカートやフォームなど限定的なページのにみ使用されていましたが、現在ではすべてのページに常時SSL化が求められるようになっています。実際に、Google Chromeでは非SSLページに対し「保護されていない通信」と警告表示するほか、パソコンのセキュリティソフトによっては表示そのものをブロックするものも出てきています。

また、GoogleはサイトがHTTPSであるかどうかをランキングシグナル(検索順位決定要因)のひとつとして使用することを発表しています。

常時SSL化には、対応したサーバーをご利用いただくことで、無料で対応しています。ただし、既にご利用のサーバーによっては、おすすめのサーバーに乗換えていただく場合があります。

まとめ

一昔前は、とりあえず「これをやっておけばOK」というようなテクニックも存在しました。しかし、Googleはそのような“テクニック”による検索順位の操作を排除し、より適切な検索結果を追求しています。

Googleの検索アルゴリズム(ランク付けの算出方法)の変更は年間数百回にわたるともいわれており、その内容は公表されていません。したがって、数ヶ月~年単位といった中長期的な視点で見ることが必要です
本気で上位表示を目指す場合は、Google = ユーザーが必要としているものが何であるかを推測し、継続的に対策を行なっていくほかありません

SEOで検索順位の保証を謳っていたり、必ず結果を出すというようなことを謳っているような制作会社は絶対に避けてください。そのような業者を選ばないようにとGoogleも注意喚起をしています

費用内でのSEO対策の一部をご紹介しましたが、GoogleやSEOなどの潮流を考慮し、常に見直しを行なっています。施策の内容は随時アップデートしていますので、タイミングにより実施施策が異なりますのでご了承ください。

本気でSEOに取り組まれる場合には、解析データや検索順位結果などをもとに、より細かな改善プランをご提案します。また、他社で制作されたホームページの改善にも対応していますので、お気軽にご相談ください。